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感想 『旅のラゴス』 筒井康隆 【ネタバレあり】

 

初・読書の感想は筒井康隆さんの『旅のラゴス

 

 

 

図書館に文庫本しか置いてなくてちょっとショック…(´;ω;`)

わたし、ハードカバーのしっかりした感じがすごくすきなんですよね(笑)

だからちょっと萎えながら読み始めました(笑)

 

 

このお話は、主人公ラゴスが世界中を旅してまわり、

旅に人生を捧げ、一生を終えるまでの物語。

 

すごく面白くて、するする読みすすめてあっという間に読み終えました。

 

このお話には転移とか飛行とか、

精神を集中させることで使える特殊な力がときどき出てきます。

普通に考えるとできないのは当たり前なのに、なぜかこのお話を読んでいるとできるんじゃないかとか思っちゃうんですよね(笑)

夢で空を飛べたら、目が覚めても飛べるんじゃないか、
という現実か夢か曖昧なあの感じです(笑)
(未来人がそういう能力を持っていなかったことからもなおさら)
ほんとうにすてきなファンタジーです(*‘∀‘)

 

あと、ひとつひとつの章の終わり方がどこか物寂しいのが印象的でしたね…

ハッピーエンドではない感じ…

同化したスカシウマが亡くなるシーンなんかはもう…(´;ω;`)ウッ…

まあ、全てがハッピーエンドの冒険なんてないし、そんなの面白みがないですけどね(笑)

 

 最後、氷の女王に会いに行くシーンで…

旅の目的はなんであっても良かったのかもしれない。

たとえ死であってもだ。人生と同じようにね。

 

ラゴスにとって、旅=人生。

旅の途中でいろんなことに挑戦したり、悲しいこと、うれしいこと、

出会いと別れを経験していく…

そして今までさんざん妻のもとを自ら去ったラゴスが、

最後は死ぬことになっても愛する人に会うため氷の山へ…

最後、ラゴスは氷の女王には会えたのかな?

 

ふと思ったんですが、最後、小屋で番人をしていたドネルはヨーマ? 

なんとなくそんな気がしました。

 

そう考えると、ヨーマも氷の女王にあえるかもしれない(会いたい)という気持ちがあったりするんですかねえ~

 

いろいろと想像が膨らみます😊

 

 

村上陽一郎さんの解説でこういう言葉がありました。

いったん旅支度をして、足を踏み出した瞬間から、自分を取り巻く世界は新しくなる。日常性から一歩踏み出すことが旅である。

 

う~ん、いい言葉!!

わたしも一度きりの旅を楽しみたいと思います(*‘∀‘) 

 

 

でも、ザムラが旅に同行したい理由が考えてもよくわからなかったなあ…(+o+)

 

とりあえず、何度も読みなおしたい作品です('ω')

 

では、また!